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デトロイト・メタル・シティ 人間の二面性を描く 痛快音楽青春ラブコメ 感想


『デトロイト・メタル・シティ』
 Detroit Metal City
 青年漫画/青春ギャグ音楽映画
 2008年日本製作

 キャッチコピー
「僕がしたかったのは…
 こんなバンドじゃない!!」

【原作】
 若杉公徳
 ヤングアニマル(全10巻)白泉社

【監督】
 李闘士男

【出演キャスト】
 松山ケンイチ、細田よしひこ、秋山竜次
 松雪泰子、加藤ローサ、大倉孝二

【脚本】
 大森美香

【音楽】
 服部隆之


【感想】
かつてこれほど放送禁止用語を連発した漫画があっただろうか……いや、無い。

デスメタルをギャグマンガにしてしまう奇想天外ラブストーリー。無敵クラウザーさんに変身する根岸を見て笑ってしまう。

これは人間の二面性をよく表現している。社会においてのリアルの姿とネットの姿。

インターネットをすればつくづく思う。外で歩いている現実の姿と、バーチャル空間とのギャップである。

現実での姿=根岸崇一。ネットでの姿=ヨハネ・クラウザーII 世。ネットでよく吠えるがリアルではおとなしい人、周りにいませんか?


主人公根岸が悩むリアルとバーチャルの悩みというのは今後、人類の共通の悩みになる可能性があるだろう。

濃い名曲(迷曲)ばかり。「DMC」を知らない人は是非、デトロイト・メタル・シティの曲を聴いてみて下さい。

魔王、デス〇ニ〇、メス豚行進曲と、クレイジーな歌詞ばかり。映画ひとつに何曲かPVが作られているようです。

映画に入れていないにも関わらず、結構な手間をかけて作ったと思われる力作ばかり。

映画館ではなかったのですが、お店で DMC のTシャツを散々迷った挙句買ってしまいました。もうヨレヨレですが…


クラウザーさんのように自分が強くなったような気がしました(笑) 映画Tシャツ、集めてみたいな~。

思えば、DMC のCDを爆音で聴いて仕事していた頃が懐かしい。2008年なので、5年前頃ですね。

実写版映画では何と、『KISS』のジーン・シモンズさん出演。マツケンこと松山ケンイチさんといい、豪華キャスト!

2008年と言えばリーマンショックの年。そこから、未曾有の地獄の不景気が。悪夢の始まりでした。

神様が天と地を分けたように、天国と地獄を、世界の人々はみた訳です。


マンガ『宇宙兄弟』で「天国も地獄も生きている間に見るものだ」という名言がありますが、まさにその通りでした。

天国も地獄も実は、この映画のように表裏一体なのかも知れません。評価の分かれる作品だと思いますが(汗)

悪魔系デスメタルのカリスマ、クラウザーさん大暴れ! デトロイト・メタル・シティ!

痛快音楽青春ラブコメ
たくさん笑いましょう^^

東間 陽一 Yoichi Azuma
sieg2039


2013.09.27 公開
2019.05.28 更新